ホームページを 自分で作るのとプロに頼むのでは 何が違うのか

水野 博文
水野 博文

サロンのホームページは作りたいけれど、
今は無料のサービスもあるし、アメブロで集客もできるらしいし
お金をかけてまで作らなくてもいいんじゃない?

 

と、思っている方も多いです。

実際に、そう言われることもありますし、質問されることも増えています。

 

「自分でホームページ作っちゃダメなの?」

ぜんっぜん、いいです。

 

では、プロに依頼をするのと、自分で作るのでは、何が違うのか

最初は、イメージ的なところをお伝えします。

その後、少しむずかしめの技術のお話をお伝えしますね。

 

 

プロに頼むのと、自分でやることの違いのお話

 

想像してみてください

あなたは、子どもの頃 歌手に憧れていました。

小学校の作文では、「歌手になりたい」という夢を語ったりしたこともありました。

 

夢に少しでも近づきたいと思い、声楽の学校に進みました。

 

けれど・・・・・

 

大人になるにつれて、夢で食べて行くということの難しさという現実を知り、すごく悩んだけれど事務員のお仕事を選択しました。

時々、同期と一緒にカラオケに行くと

「うまーい!」と褒められるので、歌手の夢は諦めたけれど、それでいいと思っていました。

 

そんなある日、地方の企画ではあるけれど、ちゃんと報酬付きで

30代の女性で、街の広報歌手になるひとをオーディションで一人選ぶ

というチラシを見つけました。

 

そのチラシを見たとき、自分が消したと思った夢がドクンと鼓動を打つ音がしました。

 

「これなら・・・副業だけれど、歌を少しでも仕事にできるかもしれない・・」

 

けれど、同時に不安もよぎりました。

 

ここ数年、歌うことを本気で学んでいない。

オーディションでは、どんなレベルの人が来るかわからないけれど、本気の人も来るだろうなぁ・・。

もし、チャレンジするなら、せっかくなら合格したい。

 

よし・・・・ダメもとかもしれないけれど、オーディションに向けて練習をしてみよう・・。

 

 

・・・・・・

 

ここで、あなたは選択肢が分かれます。

 

1つめは、自分でもう一度練習をする ということ。

 

もう1つは、プロの講師に依頼をして、集中レッスンを受ける ということ。

 

 

どちらが正しい?

どちらも、間違っていないですよね。

 

目的が達成されるなら、どちらのアプローチでもぜんっぜん問題ないはずです。

 

そこに重要なのは、目的に向かう本気度しかないはずなんです。

 

独学で勉強をして、オーディションに落ちたら、自分のせいで、

プロに依頼をして、オーディションに落ちたら、講師のせい?

 

違いますよね。

どちらも、すべて自己責任の世界のはずです。

 

 

さて、話を進めて行きますね。

 

この場合、

独学でオーディションに向けて練習するのと

プロの講師にお願いをして、レッスンをしてもらうのとでは

何が違うでしょうか。

 

独学で練習してみる

独学で練習する時を、想像してみてください。

カラオケボックスに行って、オーディションで歌う歌を選曲する。

音程が合っているかどうかをナビゲーションしてくれる機能があるので、それを設定する。

 

歌ってみる・・・おっと、意外と音が取れていないことに気づく。

何度も何度も歌ってみて、少しずつ音程が合ってきた。

カラオケの得点でも、98点とかを取れるようになってきた。

歌っていると、画面上に「うまい!」とか出てくるようになった。

 

あなたは、オーディションに受かるでしょうか。

受かるかもしれませんね。

 

 

プロのレッスンを受けてみる

次に、プロの講師にレッスンをしてもらう場合は、どうでしょうか。

 

オーディション向けのレッスンをしてくれるプロの講師を見つけたので、短期集中レッスンをお願いしました。

初めてのレッスン。すごくドキドキします。

「じゃぁ、ピアノを弾くから、出だしのところから少し歌ってみましょうか」

部屋にピアノの音が響きます。音を外さないように、慎重に慎重に歌い出しました。

 

サビに入る前のところで、講師がそっとピアノを止めました。

 

「うん。さすがに基礎ができてるね。音程も丁寧にとってるし、『上手い』と思うよ。

でも、今のあなたの一番の課題は、『歌からメッセージが伝わってこない』ということね。

過去に、たくさん歌の上手い人はいたけれど、その中でもオーディションに受かる人って、一部なの。
たとえ今回のような、街の企画だとしてもね。

どんな人が受かると思う?

もちろん、歌が上手いのは基本だよね。

でも、審査員というお客様に、ちゃんとあなたを通じて歌のメッセージが届く ということが大事なのよ」

 

そして、その後からは「お客様にメッセージが届く」ということを重点的にレッスンをして行きました。

あなたは、オーディションに落ちるでしょうか?

落ちるかも、しれませんね。

 

 

最後に、もう1つだけ、イメージの中で例え話をさせてください。

独学で練習するのでもなく、

プロの講師にお願いするわけでもない場合の話。

 

 

・・・

詳しい人のレッスンを受けてみる

あなたは、歌のレッスンについて悩んでいました。

一人でカラオケボックスで練習しているけれど、どうも足りない気がする。

オーディションの日にちも近づいてきたので、少しずつ不安な気持ちも出てきました。

 

そこで、友達に「今度オーディション受けるんだけどさぁ・・」と、相談をしました。

 

友達は、すごく親身に話を聞いてくれました。

「えー!そうなの? すごいね!

あー、でも不安なんだぁ。ドキドキだよね。

私の知り合いに、歌の先生やってる人がいるよ?

多分、お金とか取らないと思うし紹介しようか?」

 

あなたは、「お金とか取らない」というフレーズで、ピクリと反応しました。

「そっか・・・そうだよね・・

オーディションを受けるといっても、受かるかどうかわからないし、
そこにお金をかけるのもなぁ・・」

と思い、友達の知り合いという先生にレッスンをしてもらうことにしました。

 

指定されたのは、カラオケボックス。

とても感じのいい男性の先生でした。

 

「聞きましたよ。オーディション受けるんですね。

僕で役に立てることがあれば、ぜひと思って。

じゃぁ、まず歌ってみましょうか」

 

あなたは、いつも練習しているように、カラオケにオーディション用の曲を入れます。

一曲歌い終わると、先生が拍手をしてくれました。

 

「いいですねぇ! 上手い!

僕に教えられることなんか無いんじゃないかなぁ〜 ハハハ(笑)

でも、そうだなぁ・・強いていうなら、ここのフレーズのところ、ちょっと音程が違ったかも。

そこに気をつけて、もう一度最初から歌ってみましょうか」

 

歌うたびに、先生は褒めてくれます。

「あ、私、思ったよりも上手いのかも・・」と思わせてくれました。

少しずつ、不安が溶けていくような気もしました。

 

そして、事前に聞いていた話の通り、先生はお金を取りませんでした。

「今日のレッスンは、無料でいいですよ。

あ、カラオケボックス代だけお願いできるかな。

そして、もしこんな僕でよかったら、またレッスンに付き合いますよ。

そうだなぁ〜、1レッスン 90分で3000円くらいかな。継続レッスンしましょうか?」

 

 

 

・・・・・

 

 

求めている結果に到達したかどうか

 

この話は、あくまでも例え話です

けれど、ホームページを作るときの話に、とても似ています。

 

今、ホームページは誰でも無料で作ることができます。

少しお金を払うと、素敵なホームページがすぐに出来上がります。

自分の作ったホームページを見て、「いい出来!」とうっとりすることもできるし

発信することに、自信を持てるようになります。

 

歌も、誰でも口ずさむことができます。

少し練習をすると、「上手いね!」と言われるようになります。

録音した自分の歌声を聴いて、「けっこう私上手いかも」とうっとりすることもできるし

人前で歌うことに、自信を持てるようになります。

 

 

では、

あなたはオーディションに受かったでしょうか?

 

 

 

ホームページについても、同じ質問をします。

あなたは、ホームページから売り上げを上げることができたでしょうか?

 

 

歌うのは、あなた

 

ホームページを作るときに、よく聞かれる質問の1つに

「お願いして作ってもらうと、どれくらい売上が上がりますか?」

というものがあります。

 

「んー、それは、あなた自身のがんばりも必要ですし、人それぞれですね・・」

と、お伝えすると

「それはわかるんですが、だいたいどのくらいかだけでも、教えてください」

と、おっしゃる方もいます。

 

以前は、そういう質問に対しては

「これくらい売り上げを上げられるように頑張るので、一緒に取り組みましょう」

と、伝えていました。

 

正直にいうと、結果を具体的に伝えることができない自分に対して、情けなさをかなり強く感じていました。

「もっと、統計をとって、もっと確実な結果を・・・」と、いつも思っていました。

 

けれど、今は答えません。

 

とても偉そうな話で恐縮ですが、

「確実な結果を得るためのホームページであれば、僕では対応できません。

広告屋さんにお願いをして、広告を打つ方が確実ですよ」

と、お伝えしています。

 

 

 

プロは結果を出す人?

 

多くの方が、「プロなら結果を出せ」と思われます。

その気持ちは十分に理解しますし、尊重もします。

そして、その気持ちにできるだけ寄り添った形での返答をしています。

 

 

けれど、唯一変えられない現実は

 

オーディションで歌うのは、あなた

 

ということです。

 

サポートの分野の話であって、
もちろん、医療や保育などの命に関わる専門分野や、明らかに力関係に差がある分野や、1つの指導が多くの人の人生を変えてしまう立場にある人は、別です。

 

じゃぁ、歌のレッスンや、ホームページ制作屋の「プロ」ってなんでしょう。

 

それは、
あなたがたどり着きたい現実を知っていて、その景色を見たことがある人です。

 

オーディションに合格させた生徒が何人もいて、その方法を知っている。

ホームページ経由で売り上げを上げたお客様が何人もいて、その方法を知っている。

 

あるいは、「その景色に限りなく近いイメージを持っている人」でもいいかもしれません。

例えば、野球のコーチは、仮にプレーヤーとして輝いた実績がなかったとしても、輝かせる方法とイメージを持っている人です。

 

それが、レッスンや、制作のプロの立場です。

 

 

ぼく自身、今、専門学校で『WEBデザイン学科』の講師をしています。

この前まで高校生だった生徒さんに、ホームページを教えています。

 

彼らの人生を背負っていると思っています。

1週間に3時間の講義。

 

正直、ネット上に落ちている課題のプリントを配ってやらせて、ぼくはぼーっとしていても、

多分1年間は給料が支払われます。

 

けれど、そんなことのために、ぼくは講師をしていないんです。

彼らの人生を少しでも素敵に変える。

そのために、彼らの貴重な3時間をもらっているし

ぼくの命の3時間を使っています。

 

余談にはなりますが、ぼくの講義ではめちゃめちゃ脱線しながら

 

  • WEB屋として稼ぐというのは、どういうことか
  • 大人が100万円稼ぐというのは、どういうことか
  • 借金を背負うと、どんな状態になるか(実体験をもとに)
  • お客様との交渉をスムーズに進めるには、どういうスタンスを取るべきか
  • ホームページ屋はどんな生活を送り、どこを目指しているのか

などの雑学を、必ず3時間の中に何気無く入れ込んでいます。

 

生徒は、それを余談だと思ってリラックスをして聞いてくれているはずです。

けれどぼくの中では、メインのコーディングの授業内容よりも、そちらの方を脳裏に残したいのです。

だから、合間合間に、息抜きとして入れています。息抜きの方が潜在意識に刷り込まれるから。

 

 

 

さて、そう考えると、三番目に紹介をした「歌に詳しい人」は、

実際にはオーディションに合格した景色を見ていないんです。

 

そのかたにレッスンを依頼した時に、あなたのオーディションがどうなるか・・・

言わなくても、伝わりますよね。

 

 

 

 

ホームページ制作をプロに依頼する理由

 

例え話を中心に書いてきたので、ここからは具体的な内容について、あと少しだけ書いていきますね。

 

ホームページ制作において、「たどり着きたい景色を知っている」というのは、どういう状況でしょうか。

前述したように、「売り上げを上げた実績を知っている」というのも、とても大切なポイントの1つです。

 

それ以外に、その分野の専門家だから知っていることがいくつもあります。

 

  • その作り方をすると、ページがめちゃめちゃ重くなって検索順位が下がるよ
  • その『便利な機能』を取り入れると、1年後くらいにパンクして逃げ場がなくなるよ
  • そのデザインにすると、管理更新がむずかしくなって更新できなくなるから、結果的に検索順位が下がるよ
  • その機能を入れちゃうと、次のバージョンアップの時に使い物にならなくなるよ
  • そのツールを使うと、デザインは綺麗に見えるけれど、使い物にならないよ

それは、僕自身が過去に何度も何度も経験してきたことです。

その将来がどうなるか、多くのパターンを見てきたから感じることです。

 

時には、冷や汗をかきながら

時には、お客様に平謝りをしながら

時には、高額な賠償金を払いながら

 

ぼくらプロは、あなたが見ている先の景色を見てきています。

 

 

 

 

まとめ

 

この記事を書くか、正直迷いました。

書くことによって、ホームページレッスンをしている誰かを傷つけるんじゃないかと、心配したんです。

 

「技術もないのに、中途半端におしえてる」と、批判していると捉えられかねないと。

 

でもそこには、2つの誤りがあると気づきました。

 

1つは、

「誰かを傷つけるかも」と思ってしまっていること自体が、上から目線だし

偏見を持って他人を観ていることにつながるということ。

実際に、スキル不足なホームページやさんがいることは間違いないし、

そういったところで制作をしてしまって、二進も三進もいかなくなった方の相談をよく受けますが、

それを、ぼくの知人の誰かに照らし合わせる必要はないということ。

 

 

 

もう1つは、

ホームページはお客様の目的を実現するためのツールであるということ。

技術力が、お客様の目的を達成するわけではありませんよね。

もしも、講師の方や、制作会社様の技術力が高くなかったとしても、

それがお客様の目的を実現するのに役立って入れば、全く問題ないし、むしろ賞賛されるべきです。

 

 

・・・

 

最後、ちょっと言い訳がましくなってすみませんでした。

でも、そのくらい悩みました。

 

 

『ホームページを 自分で作るのとプロに頼むのでは 何が違うのか』ということ

少しでも、イメージが伝われば嬉しいです。